介護の夜勤はきつい?それとも楽?仕事内容やスケジュールを徹底解説

介護の夜勤はきつい?それとも楽?仕事内容やスケジュールを徹底解説 介護転職の悩み
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  • 介護の仕事をはじめたいけど、夜勤があるんだよなぁ
  • 夜勤の仕事ってどれくらい大変なんだろう

介護職を志望する方や、日勤しか経験したことのない新米介護士なら夜勤の実体について知りたい方も多いのではないでしょうか。

もちろん大変なところもありますが、実は夜勤だからこそのメリットも存在します。夜勤があなたに向いている働き方であれば、知らないことで損をしているかもしれません。

そこでこの記事では、介護の夜勤はきついのかどうか、夜勤の仕事内容やメリットデメリットを含め詳しく解説していきます。

この記事を読むことで夜勤の実体を知ることができ、夜勤があなたに向いているかどうか判断できるようになります。

夜勤の仕事を見つけるのにおすすめのサイトも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

介護の夜勤はきつい?それとも楽?

介護の夜勤はきつい?それとも楽?

介護の夜勤は以下の理由から、きついと感じることが多いでしょう。

  • 日勤より労働時間が長い(2交代制の場合)
  • 体調管理が大変
  • 少人数で仕事を回す必要がある

まず、2交代制の夜勤の場合、労働時間が長時間にわたります。夕方からシフトに入り、翌日の午前中まで働くため休憩時間を除いても約16時間の労働です。

また、介護スタッフ自身の体調管理が難しいのも夜勤の特徴です。介護スタッフは夜勤専従でない限り、日勤と夜勤どちらもこなすことになります。

すると生活リズムが狂ってしまい、体調が崩れやすいです。

さらに夜勤の場合は、施設に配置される人員が比較的少なくなります。なぜなら入居者が活動的な日中とは違い、夜勤の仕事は巡回が主な業務になるためです。

しかし夜間であってもトイレの介助やおむつの交換、緊急対応などの仕事があるため、少人数では大変な場面が出てきます。

ただ一方で、仕事量は日勤よりも少なく、さらに給料が高いため慣れれば楽に感じる方もいるでしょう。

介護の夜勤の主な仕事内容

介護の夜勤の主な仕事内容

夜勤の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 夕食や朝食の準備・介助
  • 巡回・安否確認
  • 救急対応
  • 介護記録・事務作業
  • 起床介助
  • 引継ぎ

夕食や朝食の準備・介助

夜勤は、施設利用者様の夕食と朝食の準備や食事中の介助を行います。

3交代制の場合は朝食、2交替制の場合は夕食と朝食の両方担当することになるでしょう。配膳や下膳に加えて食事量のチェックをおこなう場合もあります。

食事中の介助は、一人一人の食事スピードや好みに合わせ、少しずつ食べていただけるように気を配ることが必要です。

また食前や食後に服薬が必要な場合は、薬の種類や数をチェックして利用者様が確実に薬を飲み込んだかを確認します。

巡回・安否確認

夜勤は、1〜2時間ごとに施設内を巡回します。その際、施設利用者様の部屋を訪れて安否確認をおこなうことが大切です。

施設利用者様の中にはナースコールを押すことが難しい方もいらっしゃいますし、夜勤は配置される人数が少なく、注意が行き届きにくい状況があります。

緊急事態にすばやく気付いて対応するためにも巡回業務はとても重要です。

健康状態に異常がないか確認する他にも、おむつの交換やトイレの介助、寝たきりの方の体位の変更なども行います。

救急対応

救急対応も夜勤の重要な仕事です。

ナースコールが押されたときや転倒などによるケガ、安否確認の際に異常が見つかった場合など、施設利用者様の安全を確保するための対応が必要になります。

緊急時には看護師や責任者への報告、必要に応じて救急車の手配などが必要です。

救急対応にはマニュアルが用意されている場合が多いので、もしもの時に迅速に行動できるよう、きちんと内容を把握しておきましょう。

介護記録・事務作業

巡回や安否確認のスキマ時間を利用して介護記録や事務作業を行います。

以下が主な作業内容です。

  • カルテ記入
  • カンファレンスの記録
  • モニタリングの記録
  • 日勤への引継ぎ情報の作成
  • レクリエーションの準備
  • 掃除や片付け

緊急対応がなければ、夜勤の業務は日勤と比較して時間に余裕があるため、空いた時間を活用して事務作業をこなすことが求められます。

カンファレンス

介護スタッフ間で行われる情報共有や認識のすり合わせのこと

モニタリング

介護サービスが適切に実施されているか定期的に評価検証すること

起床介助

夜勤は朝になれば施設利用者様の起床をサポートします。

多くの施設では朝5時が起床時間です。施設利用者様の起床を手助けし、その後は排泄介助や着替え・洗顔・ひげ剃りなどのサポートをおこないます。

朝食の準備を整え、施設利用者様が食事を済ませた後は、歯磨きなど利用者様の口腔ケアも必要です。

引き継ぎ

夜勤業務の締めくくりは、日勤への引継ぎです。

日勤がスムーズに業務を行えるように、夜の時間に起きたことや施設利用者様の様子などの記録を作り、日勤に必要事項を伝えます。

夜間は看護師が不在な場合もあるため、介護士同士だけでなく看護師にも申し送りが必要です。

普段とは異なる点や変化に気付いたら、スタッフ間できちんと共有しましょう。

介護の夜勤のタイムスケジュール

介護の夜勤のタイムスケジュール

夜勤のタイムスケジュールは2交代制の場合と3交代制の場合で異なります。それぞれの時間割について詳しく見ていきましょう。

2交代制勤務の場合

施設によってスケジュールは様々ですが、2交代制の夜勤の場合、夕方の17時から翌日の午前9時まで働くところが多いです。

以下2交代制勤務の代表的なスケジュール例です。

16:00~17:00    出勤・業務の引継ぎ・サポート業務や雑務                    
17:00~18:00夕食の準備・食事介助・服薬の介助
18:00~20:00口腔ケア・施設利用者様の自由時間見守り
20:00~22:00就寝の準備・トイレの介助・おむつ交換
22:00~23:00消灯
23:00~24:00巡回・トイレ介助・おむつ交換
24:00~01:00介護記録作成・事務
01:00~03:00休憩・仮眠
03:00~05:00巡回・トイレ介助・おむつ交換
05:00~06:00起床・着替え・洗顔・髭剃り・トイレ介助
06:00~07:00朝食準備・バイタル測定
07:00~08:00食事介助・服薬介助
08:00~09:00口腔ケア・下膳
09:00~10:00日勤スタッフや看護師へ引継ぎ
10:00退勤

2交代制のシフトでは、勤務時間が合計で約16時間にものぼるため、次の日が休日になるケースがよく見られます。

3交代制勤務の場合

3交代制の夜勤の場合、シフトの時間帯が16時から翌日1時だったり0時から9時だったりと施設によって異なります。

以下は、シフトが16時から翌日1時の場合のスケジュール例です。

16:00~17:00     出勤、業務の引き継ぎ
17:00~18:00夕食の準備・食事介助・服薬の介助
18:00~20:00口腔ケア・施設利用者様の自由時間見守り                      
20:00~22:00就寝準備・トイレ介助・オムツ交換など
22:00~23:00消灯
23:00~24:00巡回・ナースコールの対応
24:00~01:00記録業務
01:00業務の引き継ぎ

3交代制の場合は勤務時間がだいたい8時間になるようにシフトが組まれるケースが多いです。

介護の夜勤で働くメリット

介護の夜勤で働くメリット

きついイメージがある夜勤ですが、大変なだけではなくメリットもあります。

以下が夜勤で働く主なメリットです。

  • 日勤よりも稼げる
  • 業務量が少ない
  • 2交代制の場合翌日が休みになる

日勤より稼げる

夜勤の場合、日勤で働くよりも多くの給料が支払われます。

労働基準法の規定により、夜勤で働く時間のうち特に22時から翌朝5時までの業務は「深夜業」と呼ばれ、通常の25%以上割増された賃金の支払いが必要です。

また、施設によっては基本給自体が高く設定されていたり、夜勤手当が支給されるところもあります。

ちなみに夜勤手当の平均支給額は一回あたり約6000円です。給与は各施設によって異なるため確認が必要です。

業務量が少ない

日勤で働く場合の業務量に比べて、夜勤の業務量は少ないです。

日中は施設利用者様が活動する時間帯なので、多岐にわたる対応が求められますが、夜勤であれば利用者様が寝静まったあとの業務時間が多いため、比較的余裕が持てます。

特に夜勤であればレクリエーションがありません。そのためレクリエーション業務が苦手な方にとっては仕事がしやすい環境だといえるでしょう。

また夜勤は日勤と比べ施設に配置される人数が少なく、時には1人で仕事をこなすケースもあるため、少人数で仕事をしたい方には向いています。

ただし、職員1人にかかる責任が増しますし、困った時に頼れる人が少ないことを覚えておきましょう。

2交代制の場合、翌日は休みになる

2交代制の場合、夜勤明けは休日になる場合が多いです。

つまり夜勤が明けた日の午後から次の日までまるまる休みになるので、まとまった時間を自由に使えます。

介護職は連休が取りにくい職種です。そのため、連休が欲しい人にはありがたいスタイルの働き方だと言えるでしょう。

ただし、施設によっては夜勤明けの翌日も仕事になる場合があります。

そうなると体力的にきついことが予想されるので、これから介護職へ転職する人はぜひ確認しておきたいポイントです。

介護職経験者で夜型なら「夜勤専従」という働き方もある

介護職経験者で夜型なら「夜勤専従」という働き方もある

夜勤専従とは文字通り「夜勤シフトだけで働く」人のことを指します。

少ない人数で業務を回すため、難しい判断が求められることもあり、一人一人に科せられる責任が重くなりがちです。そのため未経験だと少々ハードルが高いかもしれません。

とはいえ、ある程度経験があり、昼夜逆転に抵抗がない人であればおすすめの働き方です。

以下、夜勤専従で働く場合のメリットとデメリットになります。

メリット
  • 夜勤業務だけ覚えればよい
  • 時間当たりの給料が高くなる
  • 日勤がないため、生活のリズムを整えやすい
デメリット
  • 昼夜逆転の生活になる
  • 2交代制の夜勤の場合は一回の業務時間が長い
  • 難しい判断を一人でしなければならない場面がある

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介護の夜勤についてよくある質問

介護の夜勤についてよくある質問

ここからは、介護の夜勤についてよくある質問を3つピックアップして回答していきます。

正職員の場合、夜勤の回数はどれくらい?

施設によって異なりますが、だいたい5回前後になることが多いでしょう。

無資格でも夜勤で働ける?

無資格でも問題ありません。

ただし、入浴介助や食事介助などの「身体介護」は介護職員初任者研修を取得していないと行えません。介護業界で働きたい場合はなるべく早めに資格取得を目指しましょう。

夜勤日数の上限はある?

夜勤日数に明確な上限はありません。

施設によって夜勤のシフトに入れる回数が違うので、自分に合った働き方ができる施設を見つけましょう。

まとめ

まとめ

夜勤の仕事はきついイメージがあるかもしれません。

確かにシフトの組み方によっては一回の仕事の拘束時間が長かったり、施設に配置される人数が少なかったりと、大変な面があります。

しかし、逆にメリットも多くあります。給料が高かったり、日中の時間を自由に使えたりするので、夜勤に向いている方にはありがたい選択肢だと言えます。

もし、夜勤という働き方があなたに合っていると感じたら、今回ご紹介した求人サイトからお仕事を探してみてくださいね。

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