【種類別】介護で盛り上がる11のレクリエーションと選び方ガイド【苦手なあなたへ】

【種類別】介護で盛り上がる11のレクリエーションと選び方ガイド【苦手なあなたへ】 介護転職の悩み
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  • 「介護で盛り上がるレクリエーションを知りたい」
  • 「介護のレクリエーションの選び方がわからない」

このような悩みを抱く方もいるのではないでしょうか。

レクリエーションを盛り上げるためには、飽きがこないよう複数の種類を取り入れることが大切です。季節のイベントを取り入れたり、脳トレの次は運動を企画したりすると、利用者は楽しみやすいです。

ただし、利用者のなかには「子どものお遊戯会みたい」といった声も出ています。そのため、どのようなレクリエーションを企画すればいいか悩む介護士もいるでしょう。

この記事では、介護で盛り上がるレクリエーションと選び方を紹介します。加えて、盛り上げるためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

介護のレクリエーションの選び方

介護のレクリエーションの選び方

介護のレクリエーションの選び方は以下の通りです。

  • 利用者の状態に合うものを選ぶ
  • 複数の種類を取り入れる
  • 季節感を出す

利用者の状態に合うものを選ぶ

盛り上がるレクリエーションにするには、利用者の状態に合うものを選ぶ必要があります。介護度が低い元気な高齢者がいれば、手足が不自由な利用者もいるので、1人ひとりに合わせた企画じゃないと楽しめないからです。

例えば、手が不自由なのに輪投げを選んだ場合、投げるのが困難になります。そうなると、利用者はレクリエーションを楽しいと思えません。逆に、比較的元気な高齢者だと、ときにはボーリングやダンスなどで体を動かしたい人もいるはずです。

とはいえ、介護度の差が大きい施設もあるので、利用者全員の状態に合わせて楽しめるレクリエーションにするのは難しいかもしれません。

ただし、1人ひとりに合わせたレクリエーションを考えることで、楽しめる利用者が増えるのも事実です。そのため、行う最中にも利用者に目を配り、次の企画へ活かしましょう。

複数の種類を取り入れる

複数の種類を取り入れるのには、2つの理由があります。1つ目の理由は、同じレクリエーションが続くと、利用者が飽きてしまう点です。

なかには、前回盛り上がったからと繰り返し行う介護士もいます。ただそうなると、レクリエーションがマンネリ化してしまい、結果的に飽きる理由へとつながります。

そのため、毎回似たようなものにならないようメリハリをつけることが大切です。前回は脳トレだったのであれば今回は運動といったように、種類の違うレクリエーションを企画した方が利用者は楽しめます。

レクリエーションの種類は以下の通りです。

種類概要
脳トレ型なぞなぞやクイズなどは楽しみやすく、脳の活性化と認知症予防にもつながる
運動型ボーリングや風船バレーなど体を動かす楽しさとともに、身体機能の向上にも効果的
創作型手先を使って工作・料理を作り、完成した達成感で喜びを感じる
リフレッシュ型歌やダンスなどは、気分転換やストレス解消につながる

もう1つの理由として、利用者の興味・関心の違いがあります。例えば、創作が苦手なのに何回も続いてしまうと、レクリエーションを楽しめないでしょう。

ただ、たまに苦手なことをするのは、意外と刺激になって楽しいものです。利用者が「次のレクリエーションは何をするの?」とワクワクできるよう、いろいろな種類を取り入れましょう。

季節感を出す

1月は「かるた」といったように、レクリエーションに季節感を出すと単調になりにくいです。以下に、各季節ごとのイベントをまとめたので見ていきましょう。

イベントレクリエーションの具体例
1月お正月コマ遊び・かるた・書き初め
2月節分豆まき・バレンタインデーのチョコ配り
3月ひなまつり折り紙でひな飾り・ちらし寿司作り
4月お花見花飾り創作・お散歩
5月母の日女性利用者へのお祝い・端午の節句の兜や鯉のぼり創作
6月父の日男性利用者へのお祝い・てるてる坊主創作
7月七夕七夕の飾りつけ・短冊にお願いごと
8月夏祭り盆踊り・施設内で小さなお祭り
9月お月見お月見に関連するうさぎやお団子の創作・塗り絵
10月運動会玉入れやダンスを取り入れた小さな運動会
11月文化祭・音楽祭紅葉飾り創作・歌の発表会
12月クリスマスクリスマス会・年越しレクリエーション

季節のイベントは、利用者にとってもワクワクするものです。懐かしい話をしたり、季節を感じたりして、介護士と利用者のみんなで盛り上がれます。

ただし、運動会やお祭りを激しくしすぎると、利用者がケガをする可能性があるので注意しましょう。

【種類別】介護で盛り上がる11のレクリエーション

【種類別】介護で盛り上がる11のレクリエーション

介護で盛り上がるレクリエーションは以下の通りです。

  • 【脳トレ型】漢字・計算問題
  • 【脳トレ型】しりとり
  • 【脳トレ型】なぞなぞ・クイズ
  • 【運動型】ボーリング
  • 【運動型】輪投げ
  • 【運動型】風船バレー
  • 【創作型】牛乳パック工作
  • 【創作型】折り紙
  • 【リフレッシュ型】ダンス
  • 【リフレッシュ型】マッサージ
  • 【リフレッシュ型】散歩・お出かけ

【脳トレ型】漢字・計算問題

漢字や熟語を使ったクイズ、簡単な足し算や引き算などを取り入れると、利用者は問題を解きながら楽しめます。漢字のイラストを使ったり、都道府県の場所をひらがなで覚えたりするのも楽しみやすいでしょう。

また、なるべく難しすぎない方が、脳の活性化へとつながります。加えて、簡単な問題のほうが覚えやすい点でもいいでしょう。

特に、子どもの頃の環境から、なかなか勉強ができなかったという高齢者もたくさんいます。簡単な漢字や計算を覚えることで、喜びと達成感を感じられるでしょう。

【脳トレ型】しりとり

しりとりは、個別でも集団でも楽しめる脳トレ型のレクリエーションです。脳の活性化はもちろん、認知症予防にも効果があります。

また、通常のしりとり以外に「3文字限定」や「語尾2文字でしりとり」など、ルールを追加することも可能です。利用者の状態に合わせて、飽きがこないよういろいろなルールを取り入れましょう。

【脳トレ型】なぞなぞ・クイズ

なぞなぞ・クイズは、老若男女問わず盛り上がれるレクリエーションです。定番型はもちろん、季節感のあるなぞなぞを取り入れると飽きずに楽しめます。

また、昭和クイズは若いころを思い出せて盛り上がりやすいです。テレビ番組や昭和の常識などを取り入れつつ、利用者の話が膨らむような問題を考えましょう。

【運動型】ボーリング

ボーリングは、介護施設で行われる定番のレクリエーションです。盛り上がれるだけでなく、座ってできるので多くの人が参加できます。

ただ、あまりピンを増やしすぎると全部倒したときの喜びを感じにくくなります。そのため、普段はなるべくピンを少なくして、難易度を上げるときは途中に障害物を置いてみるとよいでしょう。

【運動型】輪投げ

輪投げは誰もが一度は遊んだことのある盛り上がれるレクリエーションです。こちらも座って参加できるので、楽しみやすく腕の運動にも効果があります。

また、的を狙って投げるのは意外と難しいものです。そのため、集中力が必要となり、考えながら投げることで脳の活性化につながります。

【運動型】風船バレー

風船バレーは、個人戦にしたりチーム戦にしたりなど、単調になりにくいおすすめのレクリエーションです。風船を使うので、ケガの危険なくみんなでワイワイ盛り上がれます。

風船バレーは上半身の運動になるほか、風船を目で追うことで動体視力を鍛えられるメリットがあります。

季節感を出すために、夏場は風船をうちわであおぐといったアレンジを加えると、より一層飽きがこず楽しめるでしょう。

【創作型】牛乳パック工作

牛乳パックを使った工作は、手を使って楽しめるのはもちろん、脳トレやレクリエーションの道具作りにもなります。

以下に、代表的な牛乳パック工作をまとめました。

  • 輪投げの的作り
  • ボーリングのピン作り
  • 小物入れ
  • うちわ
  • 金魚すくい

特に、レクリエーションで使う道具作りは「この前作ったものだ」と、盛り上がれる話のネタへとつながります。

夏場には、水に強い牛乳パックだからこそできる金魚を作って、金魚すくいに取り入れるのもよいでしょう。いろんなアレンジ方法があるので、難しすぎない程度の工作を考えてください。

【創作型】折り紙

折り紙は高齢者に親しみやすいレクリエーションです。子どもの頃に作った経験が多いので、懐かしい話をしながら盛り上がれます。

また、手先の機能向上ができるだけでなく、脳の活性化にも効果的です。季節感のあるものを取り入れやすいので、飽きがこない点でもおすすめといえます。

【リフレッシュ型】ダンス

ダンスは体を動かすことでリフレッシュできるレクリエーションです。また、脳の刺激にもなるので、認知症予防にも効果があります。

もし車いすや下半身が不自由な利用者がいるときには、座って上半身を軽く動かす程度でよいので、みんなが楽しめるよう工夫しましょう。

ただ注意点として、立ってダンスをする場合は転倒のリスクがあります。そのため、激しすぎるものは控えましょう。

【リフレッシュ型】マッサージ

手や腕のセルフマッサージを行うことでリフレッシュできます。ただ、毎回同じだと飽きやすいので、アロマやクリームを使って香りを楽しむといった工夫が大切です。

加えて、リフレッシュのために音楽をかけるのもよいでしょう。香りと音楽の両方とも複数の種類を取り入れ、「今日は何の音楽だろう」と感じられるよう心がけてください。

また、整体師を招いて本格的なマッサージもおすすめです。毎回招く必要はないので、運動や体を動かす次のレクリエーションのときに取り入れると、心身のリフレッシュへつながります。

【リフレッシュ型】散歩・お出かけ

散歩・お出かけは、外の空気と太陽を浴びることでリフレッシュできます。また、外に出ると目で見る刺激や音の楽しみも味わえます。

そのため、認知症予防はもちろん、孤独感の軽減にも効果的です。施設の周りを散歩するだけでもリフレッシュできるので、転倒やケガをしないよう安全を確保した上で取り入れましょう。

介護士がレクリエーションを盛り上げる3つのポイント

介護士がレクリエーションを盛り上げる3つのポイント

介護士がレクリエーションを盛り上げるポイントは以下の通りです。

  • 場を和ませる
  • 積極的に声をかける
  • 一緒に楽しむ

場を和ませる

場を和ませる言動や行動をすると、レクリエーションが盛り上がりやすいです。明るく振る舞うのはもちろん、堅苦しくならないことが大切といえます。

例えば、説明をまじめにしすぎるとかえって緊張してしまいます。楽しむ目的のレクリエーションなのに、利用者は失敗しないようにと考えてしまうからです。

あまり高度なネタやボケは理解するのが難しいので、失敗例を見せるだけでもかまいません。成功するために取り組むのではなく、失敗しても楽しめればいいと場の雰囲気でわかるよう工夫しましょう。

積極的に声をかける

積極的に声をかけるのも、盛り上げるための方法です。利用者のなかには自分から輪に入れない人もいるので、声をかけてもらえることで安心感へとつながります。

特に、小さなことでも褒めると、できた喜びと自信から参加意欲が向上しやすいです。加えて、声をかけるのは場の雰囲気を和ませるために必要でもあります。

ただし、特定の利用者に偏らないよう注意してください。声をかけてもらえない人が孤独感を抱いてしまうので、全員に声掛けできるよう目を配りましょう。

一緒に楽しむ

あなたが一緒に楽しめないと、そもそもレクリエーションは盛り上がりません。介護士がつまらない態度だと、利用者にも伝わってしまうからです。

特に、輪投げやクイズなどは失敗がつきものです。その際に、声かけもなくつまらなさそうにしていると、場の雰囲気が悪くなってしまいます。

そのため、どんなときでも一緒に楽しむ姿勢を忘れないことが大切です。盛り上がるための大前提となるので、心に焼きつけましょう。

まとめ

介護のレクリエーションは、飽きがこないよういろんな種類を取り入れることが大切です。加えて、利用者の状態に合わせて、楽しめる企画を考えましょう。

とはいえ、利用者の興味・関心の問題があるので、全員が楽しむのは難しいかもしれません。ただし、楽しめなくても盛り上がることは可能です。

場の雰囲気が和み、盛り上がることでレクリエーションを楽しいと感じ、参加意欲が向上します。そのためにも、あなたが一緒に楽しむことは忘れないようにしましょう。

本サイトでは、「介護士の将来性」や「介護士の仕事レベルをアップする方法」も紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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