「介護士で年収1000万円は達成できるの?」
「介護士で年収1000万円を実現する方法を知りたい」
このように悩んでいる方もいるでしょう。
結論からいうと、介護職員で年収1000万円の達成はほぼ不可能です。しかし、これは介護職員単体の話であり、方法により実現できます。
この記事でその方法と必要な要素を紹介しますので、現在介護士として働いていて年収1000万円を目指している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
介護士で年収1000万円はほぼ不可能
介護士として働いている場合、年収1000万円はほぼ不可能な金額です。
試しに介護職専門の転職サイト「介護ワーカー」で公開求人数を検索してみると、年収650万円以上の求人は26件。1000万円超えの求人は1件もありません。
650万円以上でヒットした26件を見てみると、660万円を上限額にしている求人が多く、夜勤の副業をしたとしても340万円の差を埋めるのは難しいでしょう。
ただし、介護施設全体を取り仕切る責任者である「施設長」や、介護職員に教育や指導を行う「スーパーバイザー(SV)」であれば実現できる可能性もあります。
施設長、スーパーバイザーの求人数は極めて少ないため、目指したい方は、日々の情報チェックを怠らないようにしましょう。
介護士でも年収1000万円を実現できる3つの方法
介護士が年収1000万円を実現するのはほぼ不可能とお伝えしました。しかし絶対に不可能ではなく、実現できる方法は存在します。
- 介護系のコンサルティング会社に転職する
- 自分で施設を立ち上げる
- 介護士として働きながら週末起業
以下で見ていきましょう。
介護系のコンサルティング会社に転職する
介護士で年収1000万円を目指すには、介護系のコンサルティング会社への転職がおすすめです。
コンサルティングとはクライアントが抱えている経営課題を明らかにし、解決のための計画を立案・実行する仕事を指します。コンサルティング業務を行うコンサルタントの給料は、成果に応じて給料が支払われる「歩合制」であることが多く、結果を出せば年収1000万円も実現可能です。
クライアントにコンサルティングをするにあたって業界の知識や実績は強みとなり、実際に求人要件に「医療や介護の就労経験を有するもの」と記載してある企業が多くあります。
介護士としての経験をクライアントの課題解決に役立てたいと思う方は、ぜひ転職を検討してみてください。
自分で施設を立ち上げる
前述したように、年収1000万円が実現可能な職である「施設長」や「スーパーバイザー(SV)」の求人は非常に少ないため、行動力のある方は自分で施設を立ち上げるのも効果的です。
ただし、施設の立ち上げには介護士以外のスキルが必要となります。
介護施設を立ち上げるのは多くの資金が必要である上に、空床を埋められなかったり人件費が高額になったりするリスクが伴います。
しかし、成功すれば年収1000万円をゆうに超える可能性があるため、専門家のアドバイスを受けつつ、目指すのも1つの手です。
介護士として働きながら週末起業
自分の得意なことを活かして、介護士として働きながら、休日を利用してビジネスを立ち上げるのもおすすめです。必ずしも介護士と関係ある必要はないため、好きなことや得意なことで起業するとよいでしょう。
趣味を仕事にする | ・カメラマン ・イラストレーター ・料理教室 |
スキルを仕事にする | ・エンジニア ・プログラミング |
ITで稼ぐ導線を作る | ・ブログ運営 ・アフィリエイト ・ネットショップ運営 |
週末起業をすると収入アップが期待でき、やりがいや充実感を得られる一方で、本業がおろそかになり業務に支障をきたす可能性もあります。
また、年間20万円以上の利益が出た場合、所得税の課税対象となるため確定申告が必要です。さらに週末起業は損失のリスクが低いものの0ではなくため、理解した上で行いましょう。
介護士が年収1000万円を実現するために必要な3つの要素
介護士が年収1000万円を実現するために必要な要素は以下の3つです。
- 介護士として実務経験を積む
- 経営スキル
- 自分で稼ぐ力
介護士として実務経験を積む
介護系のコンサルティングや施設の立ち上げには、介護の経験が必須です。どの方法で年収1000万円を目指すにしても、まずは介護士としての経験やスキルを日々積み上げましょう。
特に介護士になりたての方は、資格取得を目指すと年収もモチベーションもアップするのでおすすめです。
以下の記事で介護の資格を難易度とともに紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
経営スキル
今回紹介した介護士が年収1000万円を目指す方法には、経営スキルが必須です。経営スキルとは会社の収益を上げ、会社を存続・成長させていくために経営者に求められる能力を指します。
特に必要とされる経営スキルは以下の3つです。
論理的思考力 | 物事を体系的に捉え筋道を立てて考える力 |
物事を俯瞰して見る力 | 物事や思考を全体的に眺める力 |
決断力 | 現時点で最善と思われる案をいち早く決める力 |
論理的思考力があれば物事をわかりやすく伝えられるため、説得力のあるプレゼンテーションが可能です。逆算思考にも繋がり、目標を達成するためにどうするのかがわかりやすくなります。
また、物事を俯瞰して見る力があれば先入観なく冷静に現状を把握でき、自分がいかなる役割を果たすべきか、今後どのような行動を取るかがわかります。
そして、決断力はあらゆる局面で求められるスキルです。前に進む実行力と責任感の強さを示せるため、周りからの信頼が得られやすいでしょう。
自分で稼ぐ力
施設の開業や週末起業では会社に依存しない「自分で稼ぐ力」が欠かせません。
自分で稼ぐ力を身につけると会社に依存しない働き方ができるため選択肢が広がり、年齢や性別、地域に関わらず収入基盤が作れます。
- マーケティング
- ライティング
- プログラミング
- Webデザイン
自身のスキルによってできることは違うでしょう。しかし、何でお金を生み出せるのかを介護士のうちに考え、身につけるのがおすすめです。
以下の記事でも介護職におすすめの副業を紹介していますので、ぜひ目を通してみてください。
介護士がコンサルタントで年収1000万円を目指すなら「転職エージェント」がおすすめ
ここまで読んで、介護士が年収1000万円を目指すための方法や必須の要素について理解できた方も多いでしょう。
特にコンサルタントで1000万円を達成しようと思う方におすすめしたいのが「転職エージェント」です。
介護転職の「サポート付き転職サイト」と似たサービスが受けられるうえに、介護職で培った強みのなにがアピールできるかを一緒に整理してくれます。
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まとめ
紹介したように、介護士で年収1000万円はほぼ不可能なものの、介護系コンサルティング会社への転職や施設の立ち上げ、週末起業などの方法で実現可能です。
それにはまず介護士としての実務経験を積みつつ、経営スキルや自分で稼ぐ力を身につけましょう。
もしコンサルタントに転職する場合は、転職エージェントサービスの利用がおすすめです。
業界の専門知識が豊富なエージェントによるサポートを受けながら、年収1000万円を獲得するハイクラス企業への転職を果たしてくださいね。