介護職で月30万円以上稼ぐには?7つの方法と取るべき行動を伝授

介護職で月30万円以上稼ぐには?7つの方法と取るべき行動を伝授 介護転職の悩み
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「介護職で月30万円以上稼ぐのは可能?」

「月30万円以上稼ぐ方法や取るべき行動が知りたい」

このような悩みを抱えている方も多いでしょう。

結論からいうと、下記の方法を行えば、介護職で月30万円以上稼ぐことは十分可能です。

  • 夜勤を増やす
  • 夜勤専従で働く
  • 経験年数を重ねる
  • 給与アップの交渉をする
  • 副業をする
  • 資格を取得する
  • 施設を変える

本記事では、上記の7つの方法の解説に加え、以下の取るべき行動を紹介します。

  • キャリアアップの計画を立てる
  • 空いた時間に資格の勉強をする
  • 転職活動をする

また、仮に取るべき行動が「転職」であった場合、記事終盤でおすすめの転職サイトを掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

介護職で月30万稼ぐことは十分可能!

介護職で月30万稼ぐことは十分可能!

介護職は年収が低いといわれる職業であるものの、月30万以上稼ぐことは、十分可能です。

厚生労働省の調査によると、えば介護職で唯一の国家資格である「介護福祉士」を取得したスタッフの令和3年度平均給与額は、328,720円となっています。

加えて、介護職では夜勤の数や施設によって給料が変わるため、自身が月30万以上稼ぐためにはどうしたらいいかの方法を知るのが大切です。

引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護職で月30万以上稼ぐための7つの方法

介護職で月30万以上稼ぐための7つの方法

介護職で月30万円以上を稼ぐには、以下の方法がおすすめです。

  • 夜勤を増やす
  • 夜勤専従で働く
  • 経験年数を重ねる
  • 給与アップの交渉をする
  • 副業をする
  • 資格を取得する
  • 施設を変える

いきなりすべてを行うのではなく、上記の中から自身の状況に合わせて、できそうなものから取り組みましょう。

夜勤を増やす

訪問介護事業所やデイサービス以外の介護施設は、基本的に24時間体制で利用者を見守っているため、そのような施設での夜勤を増やすことが月収アップにつながります。

夜勤が月収アップにつながるのは、22時から午前5時までの勤務には、通常の25%以上の夜勤手当を払わなければならないと労働基準法で定められているからです。

使用者が、午後十時から午前五時まで(厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域又は期間については午後十一時から午前六時まで)の間において労働させた場合においては、その時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の二割五分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

引用:労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第三十七条

夜勤を増やす場合、普段は体を休めていた時間を仕事に充てるようになるため、体調を崩しやすくなる点がデメリットです。

仕事以外の時間帯でしっかり休息を取ったり、食事に気を遣ったりして、体調管理をしっかり行う必要があります。

夜勤専従で働く

派遣や契約社員としての契約が多いものの「夜勤専従」で働くのも、月収30万円以上を得るための有効な方法です。

夜勤専従とは

勤務時間を夜勤の時間帯のみとする雇用形態

前述の通り、勤務時間帯が夜勤の場合は手当がつくため、日勤の方と同じ時間働いても、より月収が高くなるでしょう。

実際に夜勤専従として事業所に勤務して働いた結果、20代後半でマイホームを買った方もいます。午前中や日中より夜の方が仕事や作業がはかどる「夜型人間」でしっかりと稼ぎたい方は夜勤専従がおすすめです。

介護 派遣 まとめ

経験年数を重ねる

経験年数を重ねるのも、月収をアップさせる方法の1つといえるでしょう。

介護職としての経験年数を増やすのはもちろん、同じ施設で長く働いた方が給料が高くなる施設が多いです。

勤続年数平均給与額
1年283,480円
2年287,940円
3年291,010円
4年296,700円
5~9年307,980円
10年以上350,820円
引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」

上記の厚生労働省が行った調査から、勤続年数が長いほど、平均給与額が高くなる傾向が見て取れます。

月収30万円を超えるには5〜9年の勤続が目安です。しかし、今回紹介している他の方法も取り入れれば、さらに短い期間で月収30万円を超えられる可能性があるでしょう。

給与アップの交渉をする

勤続年数が長いものの給料が上がらない場合、給与アップの交渉をするのもよいでしょう。

介護業界は人手不足が問題視されており、施設としても介護士の離職を防ぎたいと考えています。そのため、長期間勤務した介護士が給料が安いのを理由に退職するのを避けたい想いがあるはずです。

給与アップの交渉をする際は事業所に対して給与の変更を「お願いする」場であるため、自身の持つスキルや知識をアピールしつつ、あくまでも謙虚に行いましょう。

副業をする

介護士として本業以外に副業をすれば、その分月収を上げられます。

副業では介護関係の仕事に限らず、自身のスキルや経験を活かして異業種の仕事に取り組んでもよいでしょう。

介護士におすすめの副業
  • 介護関係のバイト
  • 地域活動支援センター
  • 家事代行
  • スキルシェアサービス
  • フードデリバリー
  • 在宅ワーク
  • ブログ

介護士であっても基本的に副業をするのは問題ありません。しかし、就業規則で副業に関して規定を設けている事業所で働いている場合、戒告やけん責といった懲戒処分を下される可能性があります。

ほかにも、年間20万円以上の収入を得た際は確定申告が必要になったり、条件を満たした場合は社会保険に加入しなければならなかったりと注意が必要です。副業は、就業規則や基礎知識を押さえた上で行いましょう。

おすすめの副業や注意点について、詳しくは以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

資格を取得する

冒頭でも紹介したように、介護福祉士の資格を取得すると月収30万円を達成できます。介護士として長く仕事を続けていきたいと思っている人は、取得を目指すとよいでしょう。

介護福祉士になる方法
  • 実務経験ルート:介護施設で3年間の実務経験を積み受験資格を得る
  • 養成施設ルート:厚生労働大臣が指定する養成施設を卒業して、国家試験を受ける
  • 福祉系高校ルート:福祉系高校もしくは福祉系特例高等学校を卒業して、介護福祉国家試験を受けることで介護福祉士の資格取得を目指す
  • 経済連携協定(EPA)ルート:経済連携協定により来日した外国人が、介護の現場で働きながら資格取得を目指す(外国人向け)

介護士になるには、上記の4つのルートがあります。

介護福祉士国家試験の受験者は「実務経験ルート」の方が毎年90%ほどを占めており、現在介護士として働いている人にとって、もっともスタンダードな方法です。

「実務経験ルート」の場合、受験資格には実務経験の3年に加えて「介護福祉士実務者研修」の修了が必要のため、忘れず取得しましょう。

介護福祉士になる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ目を通してください。

施設を変える

勤務する介護施設によっても平均年収額が異なるため、施設を変えるのも給料を上げる有効な方法といえるでしょう。

施設ごとの平均年収は以下の通りです。

施設平均年収
特別養護老人ホーム4,147,080円
介護老人保健施設4,060,680円
訪問介護事業所3,775,080円
グループホーム3,497,520円
介護療養型医療施設3,444,840円
デイサービス3,338,160円
引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」

施設によって年収で80万円以上の差が出ているのがわかります。

ボーナスが年間2ヶ月分出ると考えて、年収400万以上ある施設に身を置けば、月収30万円が達成できるでしょう。

あくまでも平均年収での比較であり、具体的には勤務先によって異なるため、詳細は転職を決める前に各事業所に確認してみてください。

介護職で月30万以上稼ぐために取るべき3つの行動

介護職で月30万以上稼ぐために取るべき3つの行動

ここまで読んで、介護職で月30万円以上を稼ぐにはさまざまな方法があるとわかった方も多いでしょう。

次に、具体的にどのような行動を取るべきなのか、以下で3つを紹介します。

  • キャリアアップの計画を立てる
  • 空いた時間に資格の勉強をする
  • 転職活動をする

キャリアアップの計画を立てる

まずはキャリアアップの計画を立てましょう。キャリアアップの計画を立てるには、以下のステップを踏むとやりやすいです。

キャリアアップの計画を立てるための4STEP
  1. キャリアの棚卸しを行う
  2. 自身の強みを洗い出す
  3. 将来の姿を思い浮かべる
  4. 現在と将来のギャップを認識する

過去から未来までを整理・確認し、現在と将来のギャップを認識することで、目標を期限までに達成するために「今なにをするか」「次になにをするか」などの全体像が見えてきます。

加えて、「今の施設で月30万円を達成できるか?」「どうすれば達成できるか?」についても具体的に考えられるため、資格取得をするべきか、転職をするべきかなどの道筋が見えてくるでしょう。

空いた時間に資格の勉強をする

休み時間や仕事終わり、休日には、資格の勉強に取り組みましょう。資格取得で年収が上がるだけでなく、介護の現場で活かせる知識も習得できるので一石二鳥です。

厚生労働省の調査では、保有資格で平均給与額が大きく変わるのがわかります。

保有資格平均給与額
無資格271,260円
介護職員初任者研修300,510円
実務者研修307,330円
介護福祉士328,720円
社会福祉士363,480円
介護支援専門員362,290円
引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護業界で唯一の国家資格である介護福祉士を取得すると平均給与額が上がるのは前述した通りです。

とはいえ、介護職としての基礎知識や技術を習得する「介護職員初任者研修」や上位資格である「実務者研修」の取得でも平均給与額が上がるため、自身のペースで資格取得をめざしましょう。

転職活動をする

以下の場合は、月収30万円を超えるのが難しいため、転職活動をするのがおすすめです。

  • すでに勤続年数が長く、給与アップの交渉に失敗した
  • 今の施設だと月収30万を達成するのが難しい
  • サービス残業が多く、将来について考える時間がない

また、転職活動を行う場合、「サポート付き転職サイト」を活用するとよいでしょう。

サポート付き転職サイトがおすすめの理由
  • アドバイザーが、あなたの代わりに施設と給与交渉をしてくれる
  • 自分の希望に合った求人に出会える
  • 書類作成や面接のアドバイスを受けられる
  • 一般に公開されていない求人を紹介してもらえる

次章で数多くサービスのなかから、おすすめの3社を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

介護職で月30万以上稼ぎたい人におすすめの転職サイト

介護職で月30万以上稼ぎたい人におすすめの転職サイト

介護職で月30万以上稼ぎたい人におすすめの転職サイトは以下の3社です。

  • 介護ワーカー
  • マイナビ介護士
  • リッチマン介護

それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。

介護ワーカー

介護ワーカー

介護ワーカーは、全国に対応している介護職に特化した転職サイトです。公開求人数は常に90,000件を超えており、多くの選択肢から自分に合った転職先を探せます。

条件を絞って検索できるのが特徴で、給料に関しては時給・月給・年収・手取りがいくら以上の希望かを設定可能です。

実際に全国で月収30万以上の求人を検索したところ、約4,300件の求人がヒットしました。ここから新着順や月給順、年収順などで並び替えを行えば、さらに自身の希望に沿った求人を見つけやすいでしょう。

地方で転職先を探している方や豊富な求人から視野を広げて転職活動したい方は、ぜひ介護ワーカーを利用してみてください。

マイナビ介護職

マイナビ介護職

マイナビ介護職は、求人数がトップクラスの介護業界に特化した転職サイトです。全体の求人数は約63,000件と介護ワーカーに比べて少ないものの、良質な求人が多く、丁寧なサポートを受けれます。

条件ごとの絞り込み検索が可能で、月収30万円以上の求人検索が可能です。実際に検索すると、約6,000件と介護ワーカーよりも多い求人がヒットする上に、非公開求人も紹介してもらえます。

会員登録した方しか見れない非公開求人を含む多くの求人情報から転職先を比較検討したい方は、ぜひマイナビ介護職を利用しましょう。

リッチマン介護

リッチマン介護

リッチマン介護は、高収入に特化した介護業界専門の転職サイトです。

上記の2社は全国対応であるのに対し、リッチマン介護は対応地域が首都圏のみという点から、おすすめ度が劣るといわざるをえません。

しかし、月収30万円以上の求人を紹介してもらえることもあるため、首都圏で転職先を探している方は、リッチマン介護へ登録しましょう。

まとめ

介護職で月30万以上を稼ぐには、複数の方法があります。

  • 夜勤を増やす
  • 夜勤専従で働く
  • 経験年数を重ねる
  • 給与アップの交渉をする
  • 副業をする
  • 資格を取得する
  • 施設を変える

自身に合った方法を見つけたら、キャリアアップの計画を立てたり資格の勉強をしたりと、具体的な行動に移しましょう。

また、施設を変えるために転職活動をする場合、おすすめの転職サイトは以下の3社です。

  • 介護ワーカー
  • マイナビ介護士
  • リッチマン介護

どれも月30万以上の求人情報を保有しているため、それぞれの特徴を理解した上で、自身に合った転職サイトを利用するとよいでしょう。

この記事を参考に、ぜひ月30万以上の給与を獲得してください!

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