介護職に向いている女性の特徴3選!タイプ別のおすすめ施設や働く上での注意点も紹介

介護転職の悩み
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  • 自分は介護職に向いているだろうか
  • 自分に向いている職場をどうやって見つけたらいいだろう

介護職に就くことを検討している方のなかにはこのような疑問を持つ方が多くいます。

実際、介護の職場には多様な働き方があるため、自分に合う職場を選ぶことがとても大切です。もし自分にマッチしない職場を選ぶとすぐに転職を考えることになるかもしれません。

この記事では、職場選びで迷わないように、介護職に向いている方の特徴や、性格のタイプ別で職場の選び方について詳しく解説していきます。

この記事を読むことで介護職に向いているかがわかり、理想の職場を見つける手がかりを得られます。

介護職で働く女性が多い理由

介護職で働く女性が多い理由

厚生労働省により発表された2017年のデータによると施設で働いている介護職員の73%が女性、訪問介護に至っては88.6%が女性となっており、介護職は女性が多いとわかります。

介護の現場に女性が多い理由には以下が挙げられます。

  • 仕事と家庭が両立しやすい
  • 家事スキルをあげられる

それぞれの理由について見ていきましょう。

仕事と家庭を両立しやすい

以下の理由から介護の職場は仕事と家庭を両立しやすい職場です。

  • 出産や育児の支援制度がある
  • 職場に女性が多く、子育てにも理解がある
  • 自分の状況に合った働き方を選べる

慢性的な人手不足問題を抱える介護業界にとって、女性は貴重な働き手です。

そんな女性が長く働けるように、産前産後の休暇や育児休暇など、仕事と家庭の両立を支援する職場が増えています。

また介護の現場では女性が多く働いていることもあり、子供の急な発熱など突然生じる家庭の事情を理解してくれる環境があることも心強いです。

さらに、介護の仕事にはさまざまなパターンの働き方があります。

たとえば昼間働くのが難しければ夜勤がありますし、勤務時間を選べることも多く、求人を見てもシフト制や勤務時間応相談のものが多いです。

このように、女性の生活に対する理解と勤務形態の多様さが仕事と家庭の両立をしやすくしています。

家事スキルをあげられる

介護の仕事をしていると、日々の生活のお世話をする場面が多くあります。

たとえばグループホームや訪問介護で働く場合、介護職員は家事全般のお手伝いをします。

料理や掃除・洗濯などのサポートが業務内容となっている場合、業務のなかで生活に生かせるスキルを磨くことが可能です。

グループホーム

グループホームは認知症のお年寄りが5〜9人の少人数で共同生活を送る施設。介護サービス利用者さまの自立支援を目的としている

介護職に向いている女性の5つの特徴

介護職に向いている女性の5つの特徴

介護職に向いている方には以下の特徴があります。

  • 聞き上手
  • 気配りができる
  • チームでの仕事が得意
  • メンタルが強い
  • 夜勤や土日祝の勤務でも問題ない

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

聞き上手の女性

介護の現場では「傾聴」が大切です。

傾聴が大切だと言われる理由には以下があります。

  • 利用者さまの意思や要望を理解できる
  • 利用者さまの心のケアになる
  • 利用者さまの気持に寄り添うことで信頼関係が生まれる

介護の大きな目的は、利用者さまの生活を支援し、ときに自立を促すことです。

利用者さまの話を聞かずに業務をこなしていると、利用者さまが本当に求めていることがわからず、できることやしたいことを奪って自立を遠ざけてしまうケースもあるでしょう。

また利用者さまのなかには、話を聞いてもらいたいと思っている方が多くいます。気持を吐き出すことで、不安や恐怖がやわらぎ、心が軽くなる場合もあるでしょう。

利用者さまの話をよく聞いて心に寄り添えると、信頼関係が生まれお互いに協力的な関係を築けます。そのため聞き上手な女性は介護業務を円滑に楽しく行える可能性が高いです。

気配りができる女性

気配りができる女性は介護職に適性があります。

たとえば認知症の方や病気で衰弱している方のなかには上手く意思疎通ができない方がいます。また、遠慮から介護スタッフに要求を伝えるのが苦手な方も珍しくありません。

介護サービス利用者さまへの気配りが足りずに鈍感でいると、利用者さまが嫌がるコミュニケーションをしてしまったり、体調の変化に気付けず対応が遅れる原因にもなります。

そのため細かい気配りができると、業務がスムーズに進み、利用者さまからの信頼も得られます。

また施設ではチームで仕事を行うので他のスタッフとの協力が不可欠です。普段から気配りを行い、忙しいスタッフのサポートができると業務が円滑に進みます。

気配り、目配りができる人は介護に向いており、他のスタッフからも重宝されます。

チームでの仕事が得意な女性

チームワークが得意な方は介護業務を円滑にこなせます。介護の現場ではチームで動くことがよくあるためです。

たとえば、病院では医師や看護師、理学療法士などさまざまな職業の方との連携が必要です。

またデイサービスやグループホームなどの介護施設ではレクリエーション業務があり、複数のスタッフと企画を準備したり、利用者さまの対応にあたります。

このように多くの職場でスタッフとの連携が必要なため、チームワークが得意な方は業務をスムーズに進められるだけでなく、職場選びの際にも苦労せずに済むでしょう。

デイサービス

介護サービス利用者さまがリハビリテーションやレクリエーションを行う日帰りの施設

メンタルの強い女性

介護職として働くためにはある程度のメンタルの強さが必要になります。

以下の理由から介護職にはストレスがかかります。

  • 利用者さまの病気や死に直面する
  • ときに利用者さまからの理不尽な要望や言動がある
  • 利用者さまの負の感情に向き合う場面がある
  • 日勤と夜勤の繰り返しで生活リズムが崩れる

介護職は人と向き合う職場です。

生活のお手伝いをするなかで、すれ違いから厳しい言葉や理不尽とも思える言動をもらう場面があります。そのため、ときには利用者さまの態度を受け流すことも必要です。

また介護施設のなかにはターミナルケアを行うところもあるので、職場によっては人の死にふれる場面も多くなります。

ターミナルケア

死期が近づいている方に対して行う、医療・看護・介護ケア

さらに、日勤と夜勤に両方対応する場合は、勤務時間が定まらずに生活リズムが崩れて、メンタルに影響する場合もあるでしょう。

このように介護の職場では、さまざまなストレスがあるため、自分のメンタルを正常に保てる強さが非常に重要です。

夜勤や土日祝の勤務でも問題ない女性

介護の職場では、ほとんどの施設で夜間勤務や土日祝日の出勤があります。一人では自立できない施設利用者さまの場合、24時間体制の対応が必要になるためです。

したがって施設勤務の介護スタッフは、夜勤への対応が必要だったり、土日祝日にシフトが入る場合が多いでしょう。

そのため日中や平日以外も出勤できるなど、勤務時間の融通がききやすい方は介護の現場で働きやすいです。

ただし、デイサービスや訪問介護の仕事など基本的に夜勤がない働き方もあるため、出勤できる時間に制限がある方も介護職を諦める必要はありません。

【タイプ別】介護職を選ぶ女性に向いている施設

【タイプ別】介護職を選ぶ女性に向いている施設

介護職の女性が働きやすい施設には以下があります。

  • 特別養護老人ホーム
  • デイサービス
  • グループホーム
  • 訪問介護

それぞれの職場がどのような女性に向いているか解説していきます。

特別養護老人ホーム:チームワークを取るのが得意

チームワークが得意な方は特別養護老人ホームで働くのに向いています。特別養護老人ホームでは、さまざまな職業の方と連携して働くためです。

たとえば特別養護老人ホームには主に以下の業務があります。

  • 入浴介助
  • 食事の補助
  • 排泄介助
  • 生活支援
  • 健康管理や緊急時の対応
  • レクリエーション
  • 看取り

特別養護老人ホームは、比較的要介護度が高く在宅介護が難しい方のための老人ホームなので、上述のように多岐にわたる手厚い介護が必要です。

そのためスタッフ間の連携はもちろん、看護師や理学療法士など異なった職業の方と協力してチームで業務を行います。

職業としてバックグラウンドや考え方が違う者同士がうまく協調するにはチームワークを発揮して働くことが不可欠です。

そのためチームワークが得意な方は特別養護老人ホームが向いています。

デイサービス:レクリエーションが得意

レクリエーション業務が得意な方はデイサービスで働くのに向いています。

デイサービスでは介護サービス利用者さまが楽しめるようにレクリエーションが行われます。

レクリエーション業務は複数人のスタッフが意見を出し合い協力して行う業務です。たくさんの利用者さまやときにはご家族も参加されるため、多くの方と関わることになります。

そのため、コミュニケーションをとりながら活発に活動し、レクリエーションを楽しめる方がデイサービスの現場に向いています。

グループホーム:利用者との関係を大切にしたい

利用者さまとの関係を重視する方はグループホームでの業務に向いています。

グループホームは認知症のお年寄りが5〜9人の少人数で共同生活を送る施設で、施設利用者さまの生活支援を行うのが介護スタッフの主な業務です。

入居者さまの数が限られており、さらに掃除・洗濯・買い物など生活に密着した業務を行うので、特定の入居者さま一人一人に寄り添ったサービスを提供しやすい特徴があります。

たとえば、介護サービス利用者さまの入れ替わりが多い介護老人保健施設と比べると、入居者さまと長期的に関わることになり、人間関係を築きやすいです。

お世話する方との関係を大切にしたい方は、グループホームでの勤務を検討してみましょう。

介護老人保健施設

在宅復帰や在宅療養支援を行う施設。リハビリテーションによる利用者さまの状態の回復を目的としている

訪問介護:家事が得意で1対1のケアに抵抗がない

介護サービス利用者さまとマンツーマンでも抵抗ない方は訪問介護が向いています。

訪問介護は介護スタッフ(ホームヘルパー)が利用者さまの自宅に訪問し、必要とされるサービスを行う形の介護業務です。

基本的には介護スタッフが単独で業務を行うため、さまざまな判断を一人で行う必要があり、身体介護についても習得している必要があります。

身体介護

入浴・体位変換など介護サービス利用者さまの体に直接触れて行う介護。行うには介護職員初任者研修資格を習得している必要がある。

他のスタッフに助言や補助を求められない環境ですが、チームで動く必要がないため、職場の人間関係に悩まされたくない方や単独での業務が得意な方には働きやすい職場です。

また現場一軒にかけられる時間は限られているので、区切られたタイムスケジュールのなかできちんと仕事を完了できるタイムスケジュール能力のある方にもおすすめです。

介護職を選ぶ女性に関するよくある質問

介護職を選ぶ女性に関するよくある質問

介護職を検討している女性がよく抱く疑問には以下があります。

  • 介護職で働く女性の年収はどのくらい?
  • 介護業界は男性・女性で待遇に差がある?
  • 介護職に就く女性の転職理由は?
  • 介護職で働く女性はモテる?

それぞれの疑問について回答していきます。

介護職で働く女性の年収はどのくらい?

年収は職務の経験年数や保有資格、勤務地などによって大きく変動しますが、介護職で働く女性の年収はおおよそ340万円程度になります。

施設で介護職員として働く場合、50〜60歳までは徐々に給与額が上がっていく傾向です。

以下、令和4年度の厚生労働省による女性の所定内給与額の統計結果です。

所定内給与

残業代を含まない月例給与

年齢(歳)介護職員(医療・福祉施設等)訪問介護従事者
~19185,500円247,100円
20~24214,500円225,200円
25~29223,600円232,600円
30~34231,500円244,400円
35~39234,000円224,300円
40~44241,100円249,100円
45~49244,000円238,100円
50~54243,700円244,500円
55~59243,500円246,600円
60~64230,600円238,500円
65~69216,800円242,900円
70~201,000円197,100円
事業規模計(10人以上)の場合
出典:令和4年賃金構造基本統計調査  

介護業界は男性・女性で待遇に差がある?

介護業界では男性と女性で少々待遇に差がでます。

職場にもよりますが、だいたい男性の方が30万円〜40万円ほど年収が高い傾向にあります。

施設で働く介護職員の場合、年齢が上がるにつれて徐々に男女の間で給与の差が大きくなる傾向があります。また表には示していませんが、訪問介護職員にも同じ傾向がみられます。

以下、令和4年度の厚生労働省による介護職員(医療・福祉施設等)の所定内給与額の統計結果です。

年齢(歳)
~19185,500円205,000円
20~24214,500円218,000円
25~29223,600円235,700円
30~34231,500円254,900円
35~39234,000円264,300円
40~44241,100円273,600円
45~49244,000円276,600円
50~54243,700円271,300円
55~59243,500円256,700円
60~64230,600円230,900円
65~69216,800円210,000円
70~201,000円200,800円
事業規模計(10人以上)の場合
出典:令和4年賃金構造基本統計調査  

介護職に就く女性の転職理由は?

介護職に就いた女性が転職する理由には以下があります。

ポジティブな理由
  • ライフスタイルの変化
  • スキルアップのため
  • 他にやりたい仕事が見つかった

結婚・出産・育児などライフスタイルの変化は転職の大きな理由になります。

特に育児は子供の成長段階によって、生活の状況が大きく変化するので、家庭の状況によっては仕事との両立が難しい場合も多いです。

仕事を一旦辞めたり、産前産後の休暇や育児休暇などの支援制度がより充実している職場へ移ることもあるでしょう。

またスキルアップのための転職もあります。

たとえば、介護施設から病院へ転職して医療ケアのスキルを身に着けたり、介護福祉士から社会福祉士へシフトチェンジするなど、自らのキャリアを前進させるための転職です。

ネガティブな理由
  • 職場の人間関係
  • 労働条件・給与への不満
  • 職場の理念や運営方針への不満
  • 体力がついていかない

ネガティブな転職理由として多いのは、やはり人間関係トラブルです。

上司と馬が合わなかったり、スタッフ間でもめたりと理由はさまざまです。介護職は異なる職業の方と一緒に働き、利用者さまやご家族などたくさんの方と関わります。

複雑な人間関係のなかでストレスを抱え転職を考える方が多くいることも事実です。

また、体力がついていかないことが理由で転職する方もいます。

介護業界は人手不足が深刻化している業界です。

そのため、施設に十分な人数を配置できておらず少人数のスタッフに負荷がかかったり、休みが少なかったりして体力面に限界を感じる方がいます。

介護職で働く女性はモテる?

以下の理由から介護職で働く女性に魅力を感じる方がいます。

  • きちんと働いて自立している
  • 真面目で責任感がある
  • 他人に寄り添える
  • 気配りができる

介護職はよいところも多いですが、大変な仕事でもあります。責任を持って介護サービス利用者さまの役に立ちながら社会に貢献している姿はとても好印象です。

また、介護の現場で体力の衰えたお年寄りを相手にするには、他者をいたわり相手に寄り添う姿勢が必要です。この大変さがわかる方は介護職の女性のすばらしさに気付くでしょう。

このように、介護の職場で身に付く特徴には魅力的な面があり、惹かれる方も多いです。

まとめ

まとめ

介護の職場では女性が多く働いており、女性に対して理解がある職場が多いため、女性にとっては働きやすい職場です。

特に、お年寄りに対するコミュニケーションが得意だったり、メンタルが強い方はどのような現場でも働いていけるでしょう。

人によって介護職への向き不向きはありますが、介護職にはさまざまな形態があるため自分の性格や状況に応じて適切な職場を選べば、無理なく働ける場所を見つけられます。

介護職に興味がある方は一度介護の求人に目を通してみることをおすすめします。

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