【厳選】介護派遣でよくある7つのトラブルと対処法

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「派遣で介護職に就くか悩んでいるけど、どのようなトラブルがあるか知りたい」

「介護派遣トラブルの対策法を知りたい」

上記のようなことで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

介護派遣でよくあるトラブルだと、「契約外の仕事をさせられる」「提示された条件と違う」などがあります。特に、正職員と派遣社員との立場の違いを利用する人も多く、ハラスメント問題に発展するケースも少なくありません。

トラブル時の対処法としては、「派遣会社に相談する」のが一番であり、もし担当者と相性が合わない場合は「派遣会社を変える」のも方法の1つでしょう。

この記事では、介護派遣でよくあるトラブルと対処法を紹介します。これから介護派遣に就こうと検討している人や、すでに派遣社員として働いている人がいればぜひ参考にしてください。

介護派遣でよくあるトラブル7選

介護派遣でよくあるトラブル7選

介護派遣でよくあるトラブルは以下の通りです。

  • 契約外の仕事をさせられる
  • 提示された条件と違う
  • 有給休暇を取得できない
  • 上司からハラスメントを受ける
  • 正職員から仲間はずれにされる
  • 派遣切りにあう
  • 仕事を紹介してもらえない

契約外の仕事をさせられる

そもそも介護派遣は「就業明示書」で仕事内容が決められていますが、契約外の仕事をさせられるケースは多いです。ただし、派遣社員の場合は原則として契約外の仕事をする必要がないので、もし頼まれても断ってかまいません。

とはいえ、はっきりと「契約外だからできません」と断るのはなかなか難しいのが現実です。よって、断れないまま不満を抱える人は少なくありません。なかには無資格で身体介護を任される人もいて、できない仕事をさせられるケースもあります。

提示された条件と違う

契約外の仕事と同様に、残業時間や休日など入職前に提示された条件と違うケースがあります。ただし、条件面についても契約を交わしているので、無理な残業や休日出勤などは断っても問題ありません。

しかし、社員が残業していたり派遣先が人材不足だったりすると、自分だけ断るのは難しいでしょう。本来は何も悪いことをしていないのですが、他の人が忙しく働いていると罪悪感を感じてしまい、言われるがままに無理して働く人が多いです。

有給休暇を取得できない

せっかく有給休暇を取得しても、休みが取れる雰囲気でなかったり、取ろうとして断られたりするケースがあります。ただし、労働者が有給休暇を申請した場合に、原則として会社の都合で断ることはできません。

その理由として、労働基準法第39条で以下のように定められています。

労働基準法第39条第1項では、使用者は一定期間継続して勤務した労働者に対して、年次有給休暇を与えなければならないと定められています。
この年次有給休暇については、使用者は、労働者が請求する時季に与えなければならないと定められており(同条第5項本文)、使用者に命じられて取得するものではありません。

引用元:厚生労働省

要するに、有給休暇は派遣先が命ずるものではありません。本来は、派遣先が忙しくても、取得したい日に申請して問題ないですからね。

また、有給休暇を取得するには「労働日数の8割以上出勤かつ、勤続6ヶ月以上」が条件となります。加えて、派遣社員が雇用されているのは派遣会社になるので、有給休暇が与えられるのは派遣先ではなく派遣元です。よって、派遣先が途中で変わっても同じ派遣会社に継続して6ヶ月以上勤務すれば有給休暇を取得できます。

上司からハラスメントを受ける

派遣元の上司からパワハラ・セクハラといったハラスメントを受けるケースもあります。特に、派遣先の正社員は派遣のことを下に見る人がいるので、抵抗しないと思って強い言葉を投げかけたり嫌がらせをしたりするケースは少なくありません。

また、なかには「逆らったら契約を更新しない」と脅されるケースもあり、誰にも相談できず我慢し続ける人もいます。さらに、残業や契約外の仕事などを断るとハラスメント問題が悪化するので、他のトラブルと併せて問題へと発展するケースも多いです。

正職員から仲間はずれにされる

正職員と派遣社員の派閥争いに巻き込まれたり、飲み会やイベントに誘われなかったりなど、正職員から仲間はずれにされるケースがあります。介護職でよくある人間関係トラブルをまとめたので、以下をご覧ください。

  • 施設にベテラン上司がいて逆らえない
  • 人手不足で忙しく、施設全体がコミュニケーション不足で雰囲気が悪い
  • 女性同士の派閥争い

そもそも介護職は女性の割合が多く、派遣社員と正職員の間だけでなく、正職員の中でグループを作っているケースがあります。仕事上のやり取りだけでも「あの人と仲良くするな」と言われることがあり、人間関係の面倒さを感じる人は多いです。

また、人手不足で雰囲気がピリついていたり、施設のベテラン上司に逆らえなかったりなど、介護職ならではの人間関係トラブルもあります。特に、派遣社員は正職員の指示を受けて仕事をするケースが多いので、人間関係から働きづらさを感じることも出てくるでしょう。

派遣切りにあう

派遣先の経営状況によっては、突然契約を打ち切られて派遣切りにあう可能性があります。介護職は人材不足に悩まされる仕事なので派遣切りのケースは少ないですが、以下のような施設はあり得るかもしれません。

  • 新たに正職員の募集をしている
  • 設備や用具が古くて入れ替えを検討していない
  • 管理者の交代の話が出ている

基本的に、正職員やパートに比べて派遣社員の人件費は割高になります。ただし、派遣元からすれば人材不足の理由から、コストが高くても派遣社員を雇用するしかありません。よって、正職員を募集している施設では、長く働いてくれる人材が見つかれば派遣社員の契約を解除する可能性があります。

また、管理者の交代の話が出ている施設は経営方針を一新するケースが多いので、状況によっては派遣切りにあうかもしれません。必要な人材と判断された場合はパートでの雇用を打診するケースもありますが、給与や待遇面が悪くなる可能性が高いです。

仕事を紹介してもらえない

求める条件や住んでいる地域、自分のスキル、担当者との相性などの理由で仕事を紹介してもらえない人もいます。そもそも派遣会社が抱えている求人が少ないケースもありますが、どちらかといえば条件面で合わないことがほとんどです。

特に、介護職は人材不足で多忙な仕事なので、働ける日数が少なかったり、未経験から希望給与が高すぎたりするとなかなか紹介してもらえないかもしれません。また、登録会での印象が悪くて紹介してくれないケースもあるので、担当者とのコミュニケーションも大切です。

介護派遣のトラブルへの対処法

介護派遣のトラブルへの対処法

介護派遣のトラブルへの対処法は以下の通りです。

  • 派遣会社に相談する
  • 担当を変えてもらう
  • 外部窓口に相談する
  • 派遣会社を変える
  • 正職員に転職する

派遣会社に相談する

もし派遣先でトラブルが起きた際には、まず最初に雇い主である派遣会社に相談しましょう。派遣会社はあなたの味方なので、派遣元へ問い合わせて対処してくれます。

派遣会社が対処できるトラブルは以下の通りです。

  • 契約外の仕事をさせられる
  • 提示された条件と違う
  • 有給休暇を取得できない
  • 上司からハラスメントを受ける
  • 正職員から仲間はずれにされる

基本的には、派遣先で起きたトラブルはすべて相談が可能です。その他にも、キャリアアップや働き方など条件面や待遇面の希望があれば、何でも相談してかまいません。

ただし、担当者の力量や人間性によって、対処できるかできないかは多少違います。とはいえ、相談することでトラブル解決のきっかけが見つかる可能性が高いので、まずは気軽に相談しましょう。

担当を変えてもらう

仕事を紹介してもらえないのは、希望条件もありますが「担当者との相性」が原因なことも多いです。よって、不満を感じる時には担当者を変えてもらうことをおすすめします。

事実、担当者が変わるだけでトラブルが解決する可能性があるので、遠慮なく変更の旨を伝えてかまいません。ただし、担当者を変えてもらう際には以下のような注意点があります。

  • 担当者とのトラブルや困りごとを正確に伝える
  • 派遣先ごとに担当者がついているときは交代が難しい

派遣会社の方針によって違いますが、「相性が悪いから変更したい」と伝えるだけでは別の担当者に変えてもらえないかもしれません。どのようなトラブルがあったのか、何に困ったのかを具体的に伝えることが大切です。

また、派遣先によっては担当者が決まっているケースがあります。この場合は担当者変更ができない可能性が高いので、あらかじめ踏まえておきましょう。

外部窓口に相談する

上2つで解決しないときは、外部窓口に相談するのも1つの方法です。相談できる外部窓口を以下にまとめたので、ご覧ください。

外部窓口できること
日本人材派遣協会キャリアプランの変更や仕事上の相談
労働基準監督署契約外の仕事や提示された条件と違う場合の相談

日本人材派遣協会は、キャリアカウンセリングの専門家が労働者派遣法にもとづいてトラブルの対処をしてくれます。仕事上の相談はもちろん、給与や条件面などキャリアアップの相談も可能です。

労働基準監督署は、労働時間や契約外の仕事、ハラスメント問題などの相談ができます。場合によっては派遣先に立ち入り検査や直接指導をしてくれるケースもあります。もし自分の名前を伏せたい時は匿名で相談が可能なので、悩みがあれば何でも話してみてください。

派遣会社を変える

いっそのこと、派遣会社を変えるのも良いでしょう。派遣会社が変われば担当者トラブルが解決するのはもちろん、自分に合った派遣先を紹介してくれる可能性があります。

トラブルが心配な人は「入所後のアフターフォローが手厚い」サービスだと安心です。特に、介護職は人と触れ合う仕事なので、人間関係のトラブルが多い職種でもあります。派遣会社によっては、キャリアアップの相談や、労働時間や仕事内容などの調整もしてくれます。

以下に高時給多数のおすすめ派遣会社一覧の記事を紹介しているので、他サービスの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。

関連記事:【高時給多数】介護向けおすすめ派遣会社一覧

正職員に転職する

この機会に派遣社員から正職員に転職するのも方法といえます。正職員になるメリット・デメリットを紹介するので、まずは見ていきましょう。

メリットデメリット
長く働き続けられる
収入が安定する
賞与をもらえる
手当や家賃補助など福利厚生が充実する
休みが少なくなる
残業が増える可能性がある
責任が重くなる

正職員になれば雇用期間の定めなく働き続けられるので、収入の安定と給与アップの可能性が高まります。また、派遣社員ではなかった住宅手当や家賃補助などの福利厚生が充実するのもメリットといえるでしょう。

ただその反面、正職員になると責任が重くなるので、休みが減ったり残業が増えたりするかもしれません。とはいえ、働き方は施設によりけりな部分が大きく、質の良い求人を扱っている介護転職サイトを利用すれば、待遇面によるデメリットが解消できる可能性が高まります。

もし正職員への転職を検討する人は、おすすめの介護転職サイトをまとめた記事を紹介するのでぜひ役立ててください。

関連記事:【厳選26選】介護転職サイトおすすめ比較

まとめ

この記事では、介護派遣のよくあるトラブルと対処法をまとめました。

介護派遣は契約外の仕事をさせられたり、提示された条件と違ったりするケースがあります。また、人間関係でのトラブルやハラスメント問題など、精神的苦痛を感じたまま仕事を続ける人も多いです。

万が一トラブルにあったら、まず派遣会社へ相談しましょう。ただし、人によってはそもそも担当者と相性が合わないケースもあるので、その場合は別の派遣会社を利用するのも方法の1つです。

また、派遣社員から正職員に転職して悩みや不安が解消されたケースもあります。とはいえ、働く施設によりけりな部分もあるので、もし自分に合った転職先を探したい人は、このサイトで紹介するおすすめ介護転職サイトを参考にしてください。

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